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無垢材と合板の違い



無垢材と合板の違い

家具量販店などで多く使用されている【突板合板】とは異なり、CUCULINOの家具の大部分は【無垢材】又は【無垢の集成材】を使用しています。ですがこの【合板】と【無垢】の違いを正確に理解している方は意外と少なかったりします。さらに現在では木目を印刷しただけの【プリント合板】などもあり一目見ただけでは見分けがつかないと感じる方もおられるかもしれません。ここではそんな板材の違いについて説明していこうと思います。


無垢材

【無垢材】

無垢材とはその名の通り『何も手を加えていない木そのもの』のことを言います。
丸太を板状にスライスし、その板を家具のパーツとして使用しているのが無垢家具です。
CUCULINOの家具も一部の家具の棚板などを除いて、ほぼ全てがこの無垢と言っても過言ではありません。
【無垢材は良い物だが扱いにくい】と思われがちですが、メリットとデメリットを理解していけば、後悔しない家具選びができます。

【無垢材のメリット】

1:木の質感や経年変化が味わえる
2:アレルギーやシックハウス危険性が低い
3:重厚感があり頑丈で壊れにくい
4:何度でも補修ができる

1や2のような木の質感や経年変化が味わえるという点は無垢材の最大のメリットです。
肌触りも良く温かみが感じられ、どの面にも同じ模様はありませんので『家具が生きている』という事が実感できます。

そして無垢の家具は何といっても丈夫で頑丈なのも特徴です。
特にチークなど銘木と言われる木材を使用した家具は【親子3代で使える】とも言われており、何十年という期間使えるのも魅力です。
合板と異なり天板を削ったり、割れを埋めたりと補修作業も自由にできますので味わいを残しつつ長く使えます。

【無垢材のデメリット】

1:重い
2:合板と比べ高価
3:割れや狂いが生じる場合がある

無垢材の欠点として良く言われるのが『重い』『高価』という点です。
実際、化学繊維が多い合板と比べるとどうしても高価で重量が出てしまいます。
さらにチークなどの銘木は繊維と繊維の『目』が詰まっていますのでさらに重く感じられます。

ですが一概に【重い=デメリット】かと言われるとそう言う訳ではありません。
【重さと頑丈さは比例】しており、硬ければ硬いほど頑丈とも言えます。
価格面で考えても、一度の出費は大きいがその分長く使う事ができます。
買替の頻度が少なくて済む分、長いスパンで考えるとお得だったりもするかもしれません。

そして無垢材の最大のデメリットとして上げられるのが『割れ・反り』などの状態の変化です。
では無垢材はなぜ割れるのでしょうか。答えは『湿度の調節をしているから』です。
木材は空気が乾燥していると自分から水分を放出して縮みます、逆に湿気が多いと水分を吸収して膨らむのです。

良く無垢材の注意点として『乾燥を避ける』『直射日光を当てない』『ストーブの前に置かない』などと言われます。
これらは全て水分調節による『割れ・反り』を伴う伸縮を懸念したものです。
最も注意が必要なのが購入直後で『お部屋に入れてすぐにテーブルが割れてしまった』というような事が多いのもこの為です。

メンテナンスや修理は面倒・難しいと言われがちですが、実はコツをつかめば簡単です。
家具の補修方法についてはコチラをご覧ください。



合板

【合板】

合板の歴史は100年ほど前からあり、意外と古い技術になりますが元々は木材の不足から生み出された技法です。
CUCULINOの家具にはほぼ使われていませんが、家具量販店さんでは殆どの家具がこの合板です。
次はそんな合板家具について説明していきます。

【合板のメリット】

1:安価で木の雰囲気を味わえる
2:軽い
3:割れや反りが起こらない

合板の主な仕組みはMDF(中質繊維板)などを使った芯材の上にベニヤ板を重ねます。
この芯材は安価で重量も軽いの為、無垢家具と比べてお手軽な商品が多くなっております。

そして、この芯材を挟み込む様に0.2mm程にスライスした木のシートを張り合わせて「木感」を出しています。
表面の木材シートは極薄にスライスされていますので【割れ】や【反り】は起こりません。
この点が合板の大きなメリットとして上げられます。

【合板のデメリット】

1:経年劣化が起こり補修がきかない
2:肌触りが悪い
3:独特の臭いがある
4:無垢材と勘違いしやすい

合板は基本的に割れや反りは起こりませんが、その反面で一度付いてしまった傷の補修ができません。
又、修理を希望した場合でも新品家具を買うのと同程度の金額になってしまう事が多いのも実情です。
その為、キズやシミが蓄積されていってしまった場合は定期的な買替えが必要になってきます。

肌触りは軽く、木肌を撫でた時にシャカシャカといったような軽めの音がする場合が殆どです。
合板は接着剤を多く使いますので使い始めはボンド特有の酢酸(酸っぱい)の臭いが感じられます。

又、チーク材、マホガニー材などのように【材】を付ける事で無垢材と区別しているお店もございます。
シッカリと木種を確認した場合でも実は合板だったなんてトラブルも良くある話です。



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